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“ひとつだけ許されるなら...” 遠(とお)ざかる夜明(よあ)け

 

行(ゆ)き場所は決められていない 孤独の置き場(おきば)もない

握った手は 求めるほどに もつれて

消えることない記憶の痕に 幼(おさな)い君が住(す)む

守るための刃(は)をとがらせて 報(むく)われぬ愛に捧げよう

 

雲の間(ま)に 月は満ち欠け(みちかけ) 微(かす)かな願い途切(とぎ)れても

引き裂かれ やがてまた引き合う それが必然なら...

ひとつだけ 許されるなら ただ 傷を分け合いたい

僕らはどこへ向かうの? 遠ざかる夜明け

君の目を その頬を 悲しみが濡(ぬ)らさぬように

照らしていよう この路(みち)に 沈(しず)まぬ陽(ひ)が射すように

 

執着(すが)るのは 怖(こわ)いからじゃない 失(うしな)うものなどない

もたれかかる君を包(つつ)んで 眠りたい

音もなく 砂は流れて すべてが過去に変わっても

漆黒(しっこく)の空は さらに深く 二人だけを隠す

この命 続いてくなら 君のためだけに生かされるだけ その最期(さいご)まで

ひとつだけ 許されるなら ただ 傷を分け合いたい

答えはもう探さない 果てのない夜へ...

君の目を その頬を 悲しみが濡らさぬように

照らしていよう この路に 沈まぬ陽が射すように

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    kyriewish 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()